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ITインフラと牧場についての備忘録

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.NEXT Conference 2017 in Europe 旅の記録 その1

この記事は[2枚目]Nutanix Advent Calendar 2017 - Adventarの2日目です。

 

ニースに行ってきた

もう先月11月の話になってしまいましたが、Nutanixの年次カンファレンスである.NEXT Conferenceのヨーロッパ版に行ってきました。

https://www.instagram.com/p/BbMORxtjJa3/

Nutanix Community Meetup #22でのフィードバックセッションも発表し終わったので、旅の記録を書いていきたいと思います。

 ニースってどこ?

フランスの右下、地中海沿岸でモナコ公国やイタリアまで1時間で行けるぐらい端のほうです。パリからは陸路だとTVGでも5時間とかだったような…。

日本からの直行便はありませんので、ヨーロッパのどこかで乗り継いで行くことになります。今回はドイツのフランクフルトを経由しました。

どんな場所

いわゆるリゾート地です。空から見るとこんな感じ!天気がいまいちでも海が青かったです。

https://www.instagram.com/p/BbG7-ykDpHI/

朝の10時くらい空港に到着し、空港から中心街まではUberで20分ぐらい。スーツをびしっと着たナイスガイがInfinityで迎えに来てくれました。

 

天気がいいとたくさんの人が海沿いを散歩したり、日向ぼっこしたりしています。この写真を撮った時点で到着日の昼の12時ごろ。ちなみに気温は日本とあまり変わらなかったです。

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街中はトラム(路面電車)も走っていますが、今回の行動範囲には合わなかったので使いませんでした…。(そして見てのとおり天気が微妙…)

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短いですが今日はここまで。技術ネタじゃない話も含め、毎回ちょっとずつ書いていきます! 

 

2048のTips

この記事は[2枚目]Nutanix Advent Calendar 2017 - Adventarの1日目分として作成しました。

アドベントカレンダーの季節がやってきた

ブログを3年近く放置してた!
まあ、最近はQiitaに書いてたのですが、今回は技術ネタではないのでこちらに書きます。

 今月は12月ということで、ITコミュニティ界隈ではエンジニアが様々な記事を1日1個ずつ投稿するAdvent Calendarという取り組みが行われています。 

Advent Calendarの由来はこちら

 

私の運営しているNutanixコミュニティでもアドベントカレンダーを作ったところ、なんと今年はNutanixの中の人がエントリーするまでもなく、多くの参加表明を頂きました!

そんなわけで、本来私は今月Blogを書く必要はないのですが、何となく何もしないのもなーと思ったので、Tipsを投稿したいと思います。

なお、元々の由来を考えると、1つ1つの記事は本当に小さなTipsで構わないのですが、マゾい気合の入ったエンジニアたちが本気のBlog記事を投稿していることが多くなっています。そんな現状は気にせず、私は小さなTipsを投稿したいと思います。

 

2048とは

Nutanixの管理コンソールである”Prism”に組み込まれているゲームです。

メニュー内の“Nothing to do”(日本語版だと “やることありませんか?” )をクリックすると起動します。

 

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[New Game]をクリックすれば初めから、ゲーム途中の場合には矢印キーを操作すればそのまま続きを遊べます。

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ルールは至って簡単

  • 使うキーは↑↓←→の矢印キーだけ。
  • 4×4のマスに、数字の書かれたタイルが表示されます。
  • 矢印キーを押した方向に、数字のタイルが寄ります。
  • その際、同じ数字の書かれたタイルが移動した方向に隣接していると、2つのタイルが合体します。
  • 合体したパネル同士は数字が加算されます。たとえば2と2のタイルは合体すると4のパネルに、4と4のタイルを合算すると8のパネルになります。
  • 矢印キーを操作したタイミングで、空いているマスのどこかに、ランダムで2または4のパネルが追加されます。
  • 1024と1024のパネルを合体させて、2048のパネルを作るのがゴールです。画面内にはスコアも表示されていますが、2048点を目指すのではありません。
  • 実際にはゴールに到達してた後も、プレイを続けてハイスコアを目指しましょう。
  • パネルを動かすことが出来なくなったらゲームオーバー。

実際にプレイすると、数字が大きくなるにつれて合体可能なパネルを作るのが難しくなり、マスも埋まりやすくなるため、2048まで到達するのは意外に難しいです。

 

攻略Tips

 アドベントカレンダーの時期ですから、攻略のための簡単なTipsを紹介したいと思います。

↑↓←→の矢印キーのうち、どれか1つ「絶対に使わないキー」を決めて、「数字の大きなパネルをそのキーの反対側」に貯めるようにします。

 

たとえば

  • ↑キーは使わない
  • 数字の大きなパネルは下に貯める

 といった感じです。 

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挑戦したい人は

2048はNutanixの商用版だけでなく、Community Editionにも入っています!

また、元はオープンソースで、スマートフォンアプリ等にも移植されていますので、ぜひ挑戦してみてください!

CloudStackがDaaSの基盤になる?

注意:現時点で公開されている情報などから推測できる内容をまとめているだけであり、会社としての正式な情報ではなく、完全に個人の見解ですのでご了承ください。

 

Q: CloudStackDaaSの基盤として使えるようになるって話は、どうなったの?

A: 「うーん、良い質問なんだけど、今は言えないんだよね」

http://footballnet.2chblog.jp/archives/34498073.html

 

糸冬 了

 

これでバッサリ終わるのもあんまりなので、これまですでに出てきている情報を軽くまとめてみたいと思います。(言えない、というより単に知らない部分も多々…)

Apache CloudStackというより、Citrixが出している商用版のCitrix CloudPlatformの話になると思いますが、1年半ぐらい前からDaaS (Desktop-as-a-Service) の基盤として使えるようになるという計画が発表されていました。DaaSというのはクラウドサービスの一形態で、Windowsの仮想デスクトップ環境をオンデマンドで提供するものです。最近ではAmazon Web ServicesDaaSを開始したことが話題になっていました。

仮想デスクトップといえば、Citrixのメインビジネスの1つです。Citrix自身がDaaSを提供しているわけではありませんが、Citrixの技術を用いてDaaSを提供しているサービス事業者が多数あります。下記リンク先の記事にいくつかの国内事業者名が出ていましたが、これで全てではありません。(http://www.desktop2cloud.jp/market/daas.html

さて、話を戻してCloudStackDaaSの基盤として使う、という話ですが、1年半ほど前に発表されたのは下記のリリースでした。

シトリックス、新コンセプト「Project Avalon」を発表し「Windows as a Cloud Service」を実現
http://www.citrix.co.jp/company/press/releases/20120531_4.html

"Project AvalonXenDesktopCloudStack™を高度に最適化、統合化して、複数の場所、複数のクラウドにまたがるマルチテナントの展開を可能とし、ネットワークを経由してどんなデバイスにもサービスを提供します。"

上記の文から解釈すると、CloudStack上にマルチテナントのDaaSを構築できる、ということのように読み取れます。Citrixの仮想デスクトップ基盤製品イコールXenDesktopですが、XenDesktopの構成要素としては、単にデスクトップ用VMが存在するだけではありません。仮想デスクトップ環境は、ユーザーと仮想デスクトップや仮想アプリケーションとの接続を仲介したり、全体の管理を行ったりするための管理サーバー群が必要となります。XenDesktop 7 の構成要素はBlueprint(http://support.citrix.com/article/CTX139606)あたりを見ていただくとして、これをマルチテナント環境で利用するとなれば、テナントごとにこのサーバー群をセットにして展開する必要がありそうですね。

で、半年ぐらい後(今から1年ちょっと前)には以下のようなリリースが出ています。

CitrixSynergyにおいて次期Project Avalonを発表
ExcaliburMerlin2段階の製品リリースを通じてモバイルやクラウドの時代におけるWindowsを提供
http://www.citrix.co.jp/company/press/releases/20121120_2.html

Excaliburは今年出たXenDesktop 7 のことです。そしてMerlinというのがいよいよCloudPlatformに関連したリリースのようですね。XenDesktopは色々なハイパーバイザーに対応していますが、そこに新たな基盤としてCloudPlatformが加わる、というイメージでしょうか。「XenDesktopの基盤となる」イコール「XenDesktop側からAPIで制御可能」となるはずなので、XenDesktopCloudPlatform APIに対応するものと考えられます。

そして先週、DaaSに関連したツールに関する情報がCitrix Blogに出てきていました。

New Tools, Partners, Accelerating Citrix DaaS Adoption | Citrix Blogs:
http://blogs.citrix.com/2013/12/17/new-tools-partners-accelerating-citrix-daas-adoption/

App OrchestrationCloudPortal Services Managerあたりがキーになるように見えますね。(現時点ではどちらも触ったことがない…)

来年はこの辺りがはっきりと見えてくる年になりそうで、個人的には楽しみにしています。もうちょっとまとまった情報が得られたら、また改めてアウトプットしていきたいと思います:)

Apache CloudStack Docsの翻訳に参加してみた

 オープンソースの醍醐味の1つとして、自分もプロジェクトに協力できるという点があります。Apache CloudStackプロジェクトに協力する場合、コードの提供やバグのレポートも貢献の仕方のひとつですが、個人的にもっとも気軽に参加できるのはドキュメントの翻訳だと思います。手探りですが、実際にやってみましたので、情報共有したいと思います。

■翻訳への参加方法

Apache CloudStackのドキュメントは、Transifexというシステムで管理されています。まず前提として、ベースとなるEnglish版のドキュメントがあり、それに対する各国語版の翻訳作業が進められていくという形になっています。現在9つの言語への翻訳作業が行われていますが、日本語版はもっとも進捗率が高くなっています! とはいえ、まだまだ完成までは長い道のりですので、ぜひぜひご参加ください。

Transifex Apache CloudStack Docsプロジェクトページは下記のURLです。
https://www.transifex.com/projects/p/ACS_DOCS/

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翻訳に参加する場合は、まずあらかじめ、右上のリンクからサインアップをします。サインアップしたアカウントでログインしたら、Japanese (Japan)のリンクをクリックして、日本語版プロジェクトのページに移動してみましょう。

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翻訳作業は、ドキュメントを細かいモジュールに分割して行われています。

左がモジュールの名前、真ん中が進捗率、右側に最終更新日時が表示されます。

各列の一番上のバーをクリックすると、項目ごとにソートできます。進捗率が100%に達していないモジュールをクリックして、翻訳をしましょう。

 

 翻訳してみたい項目をクリックすると、↓の画面が出てきます。

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 [翻訳する]をクリックすれば、すぐに翻訳を開始できますが、大人数で作業している場合には同時に同じモジュールに対する翻訳作業をしてしまわないように、[一緒に作業しているほかのメンバーに知らせるためにこの翻訳をロック]できます。

ロックした項目は、項目名の横に鍵マークが付き、ほかのメンバーから編集されなくなります。ロックは48時間で自動解除されますが、編集が終わった際には随時ロックを解除したほうが良いでしょう。

 

[翻訳する]をクリックすると編集用のエディタ画面に切り替わります。

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翻訳対象のモジュールは、さらに複数のセクションに分かれており、左ペインで翻訳対象のセクションを選択、右ペインで編集作業が行えます。セクションの表示は上部の検索ボックスの右にある[未翻訳]のリンクで絞り込むと便利です。

翻訳は一から自力で行うこともできますが、右下の[提案]タブに翻訳の候補が表示される場合があります。提案はユーザーが入力するか、過去のバージョンの翻訳版や類似の翻訳箇所によって自動生成されるようですので、残念ながら新機能についての翻訳を行う場合には出て来づらいと思います(※すみませんが正確な仕組みを確認したわけではありません)。これを利用すると翻訳作業が大幅に楽になりますが、候補の左側に表示されているパーセンテージが100%以外の場合は、候補の生成に使用された文章と実際の翻訳対象の文章に差分がありますので、提案を利用する場合には注意してください。

作業の効率性だけではなく、過去バージョンのドキュメントとの整合性なども考慮すると、特に問題が無い限りは提案された訳をベースに編集していくのが良いと思います。

 

編集が終わったら、右上の保存ボタンをクリックして、翻訳した文章を保存しましょう。

また別のモジュールを翻訳したい場合、左上に表示されている編集中のモジュール名をクリックすると、左ペインに未編集のセクションが残っているモジュールが表示されます。

ただし、この方法では個々のモジュールの進捗状況の一覧性が無いため、進捗を一目で確認したい場合には、[Apache CloudStack Docs]のタイトルをクリックして、トップ画面に戻り、言語ごとのページに進みます(※もっと良いページ遷移方法をご存知の方は、教えてください…)。

■翻訳したドキュメントのビルド方法

翻訳したドキュメントは、HTMLPDFの形式にビルドできます。ビルドの方法は日本CloudStackユーザー会のMLストラトスフィアの川井氏が投稿してくださったTipsがとても参考になります。

http://ml.cloudstack.jp/pipermail/users/2013/000128.html

少し補足すると、私の環境で試した際には tx pullではen版しかダウンロードされなかったので、日本語版もダウンロードする場合には -l オプションで ja_JP(ja-JPではないので注意)を指定しました。

また、-s オプションを付けると進捗状況が見えてよいと思います。これらを組み合わせると↓のようになります。

tx pull -l ja_JP -s

このようにして、ダウンロードしたデータ(POファイル)をpublicanでビルドするのですが、1つ問題があります。publicanでのビルド時に—langsオプションを指定するのですが、ここで指定する値はTransifexからpullしたPOファイルが格納されているディレクトリを指定するので、このまま実行するなら --langs ja_JPとなります。しかし、publicanの仕様上 ja_JPではなくja-JPでないとビルドしたPDFで日本語フォントが正しく指定されず、文字化けします。(https://fedorahosted.org/publican/wiki/FontMatrix

ですので、ja_JPディレクトリをを丸ごと”cp -a ja_JP ja-JP”という具合に丸ごとコピーしてからpublicanでのビルドを行いましょう。(※シンボリックリンクではpublicanがエラーを出しました。cpする以外に何かいい方法をご存知の方は教えてくださいませ…。)

publican build --formats html,pdf --langs ja-JP --config publican-installation.cfg

これでビルドを実行し、少し待てばtmpディレクトリの下にビルドの成果物が出力されます。

図:HTML

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f:id:smzksts:20130409114849p:plain

図:ja_JPのままビルドするとPDFの日本語が文字化け…

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図:ja-JPで指定すれば日本語フォントの表示もOK

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以上です。ぜひ皆さんもご参加ください!

CloudStack徹底入門

私も出版に携わらせていただいた、『CloudStack徹底入門』が書店に並び始めました。

今回の執筆プロジェクトにおける私自身の役割としては、レビュアーという位置づけで、全体設計・執筆陣にお願いした各章の進捗管理・いただいた原稿の技術/文章チェック・文体統一など、監修的な立場での参加でした。

しかし私の性分のせいもあり、内容チェック後の加筆修正や、いくつかの節の追加執筆などをかなりガッツリと行ったため、いつの間にやらそれなりの量を執筆させていただきました:) また、表紙の裏側や帯の文言まであれこれ細かく注文を付けさせて頂いたり、前書きを書かせて頂いたりもしています。

9月の下旬に執筆陣で集まってキックオフミーティングをし、1月中旬まで関連作業を続けてきましたが、徹底入門シリーズとして書店に並んでも恥ずかしくない仕上がりになったと思います。

なお、Amazonではしばらく前から予約受付中になっていましたが、なんと既に現在在庫切れになっているようです。お買い上げいただいたみなさま、ありがとうございます。

また、盛りだくさんな原稿を作成いただいた執筆陣の皆さん、レビューチームとして作業分担し迅速に対応してくれた前職同僚のFLM鬼形さん、印刷所への入稿間際まで私たちの要望に応えてくださり各種調整や品質向上に尽力いただいた翔泳社の石川さんにも感謝です。

CloudStackを試してみたいけれど、何から始めればいいかわからない場合などは、ぜひこの本を手に取っていただければ幸いです。

CloudStack徹底入門

CloudStack徹底入門

日経Linux 2013年2月号にて、記事を執筆させて頂きました

オープンソースIaaS構築ソフト「CloudStack」を活用、という記事を書きました。

1時間ぐらいでCloudStack環境をちゃちゃっと作って、お勉強してみましょう、という趣旨の記事になっております。

CloudStackを触ったことがないという方はまだまだ多いので、日経Linux片手にお試しいただければ幸いです。

 

日経の冠が付いていると、親に見せた時の反応が違う…。
昔、母が日経パソコンを定期購読してたのもあってかもしれませんが。

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